「パフューム」のトム・テクヴァ監督&クライブ・オーウェンというコンビに惹かれて鑑賞。もちろんナオミ・ワッツも好きな俳優です。

違法行為に手を染める国際的な巨大銀行を追跡するインターポール捜査官が、妨害工作に遭いながらその実態と真相の究明に奔走する・・・というストーリー。
インターポールってリヨンに本部があるんだね~。ベルリン中央駅に始まり、フランス、ミラノ、ニューヨーク、トルコ・・・と世界中を駆け巡りながら、執拗に敵を追い詰めていくクライブ・オーウェンとナオミ・ワッツ(彼女はニューヨーク検事局所属)の正義感。これだけキレイなワッツと命の危機を何度も乗り越えながら、ハリウッド映画にありがちな「恋に落ちる」パターンは一切排除。最後までお仕事のパートナーで終わるという潔さは見事です。
圧巻はNYのグッゲンハイム美術館でのガンアクション!あれは本当のグッゲンハイムなのだろうか?だとしたら、ほぼ壊滅的にやられちゃってますね。壁中、銃痕だらけ。天井のオブジェも打ち抜かれて、見事に落下していたし。中央の吹き抜け空間を取り囲むらせん状の階段を上手く活かした、すごいガンファイトでした。
内容はありがちですが、トム・テクヴァが「ラン・ローラ・ラン」というインディペンデント映画から始まり、ついにこういうクライムサスペンス(しかも世界各国でのロケあり)を撮るような監督になったということに感慨を覚えましたね。どんなジャンルでも撮れるっていうのは、すごいですよ。実際、この作品にはあまりテクヴァ色は出ていなかったし。でも、短絡的なハッピーエンドにしないのは、ヨーロッパ人ぽいなと思いました。

違法行為に手を染める国際的な巨大銀行を追跡するインターポール捜査官が、妨害工作に遭いながらその実態と真相の究明に奔走する・・・というストーリー。
インターポールってリヨンに本部があるんだね~。ベルリン中央駅に始まり、フランス、ミラノ、ニューヨーク、トルコ・・・と世界中を駆け巡りながら、執拗に敵を追い詰めていくクライブ・オーウェンとナオミ・ワッツ(彼女はニューヨーク検事局所属)の正義感。これだけキレイなワッツと命の危機を何度も乗り越えながら、ハリウッド映画にありがちな「恋に落ちる」パターンは一切排除。最後までお仕事のパートナーで終わるという潔さは見事です。
圧巻はNYのグッゲンハイム美術館でのガンアクション!あれは本当のグッゲンハイムなのだろうか?だとしたら、ほぼ壊滅的にやられちゃってますね。壁中、銃痕だらけ。天井のオブジェも打ち抜かれて、見事に落下していたし。中央の吹き抜け空間を取り囲むらせん状の階段を上手く活かした、すごいガンファイトでした。
内容はありがちですが、トム・テクヴァが「ラン・ローラ・ラン」というインディペンデント映画から始まり、ついにこういうクライムサスペンス(しかも世界各国でのロケあり)を撮るような監督になったということに感慨を覚えましたね。どんなジャンルでも撮れるっていうのは、すごいですよ。実際、この作品にはあまりテクヴァ色は出ていなかったし。でも、短絡的なハッピーエンドにしないのは、ヨーロッパ人ぽいなと思いました。
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世界中で大ヒットを飛ばしたヴァンパイアと人間のラブファンタジー。「禁断の恋」「切ないラブストーリー」「美男美女の高校生カップル」・・・と、Forestの大好物がテンコ盛り!日本での公開を今か今かと待ちわびておりました。

美青年ヴァンパイアのエドワードを演じたロバート・パティンソン。「ハリポタ」でハリーのライバルを演じていた英国人青年ですが、ホントに彼が超~~~素敵なの!顔が明らかに白塗りされてることとか気にならないもんね~。ヴァンパイアでもいい!っていうか私もヴァンパイアになりたい!とヒロインのベラじゃなくても思うはず。世界中のティーンが彼に恋しちゃったというのも納得。
しかし、私Forestはこの映画に「冬のソナタ」との共通点をたくさん発見してしまったのだ!これぞ究極のラブストーリーに必要な要素!
①主人公は美男美女である
②お互いに惹かれあっているにも関らず、キスしかできない(それ以上進むと危険だから)
③人間とヴァンパイアの禁断の恋である(「冬ソナ」も義兄弟疑惑で、チュンサンはユジンに手を出せなかった)
④両親が離婚し、どこか影のある孤独な少女がヒロインである(「冬ソナ」はペ・ヨンジュン演じるチュンサンが父親のいない母子家庭)
⑤男性主人公が、これでもか!という甘いセリフを連発する
例)「君を必ず守る」「君の横だけが僕のいる場所だ」「君の寝顔はなんていうか・・・とても魅力的だ」
「君の香りが苦しくて息ができない」「君といると僕は自制心を失う」などなど。
これは案外、韓流ドラマファンのおば様方に見せたら大ヒットするんじゃないかな~?
こんな時代でも、なんだかんだプラトニックラブって皆好きなんだね~と思いながら鑑賞。
シリアス一辺倒のラブストーリーじゃなくて、ツッコミどころも満載だし(ヴァンパイアが野球するとか、料理しているとか、おしろい塗りすぎだろう~?とか)、笑えるところも多々あり。
またエドワードに会いたいわ~。2回目も観に行ってしまうかも。3部作らしいので、続編にも期待。DVD買いたいけど、あの白塗りをテレビの画面で見ると興ざめしちゃうか不安です。

美青年ヴァンパイアのエドワードを演じたロバート・パティンソン。「ハリポタ」でハリーのライバルを演じていた英国人青年ですが、ホントに彼が超~~~素敵なの!顔が明らかに白塗りされてることとか気にならないもんね~。ヴァンパイアでもいい!っていうか私もヴァンパイアになりたい!とヒロインのベラじゃなくても思うはず。世界中のティーンが彼に恋しちゃったというのも納得。
しかし、私Forestはこの映画に「冬のソナタ」との共通点をたくさん発見してしまったのだ!これぞ究極のラブストーリーに必要な要素!
①主人公は美男美女である
②お互いに惹かれあっているにも関らず、キスしかできない(それ以上進むと危険だから)
③人間とヴァンパイアの禁断の恋である(「冬ソナ」も義兄弟疑惑で、チュンサンはユジンに手を出せなかった)
④両親が離婚し、どこか影のある孤独な少女がヒロインである(「冬ソナ」はペ・ヨンジュン演じるチュンサンが父親のいない母子家庭)
⑤男性主人公が、これでもか!という甘いセリフを連発する
例)「君を必ず守る」「君の横だけが僕のいる場所だ」「君の寝顔はなんていうか・・・とても魅力的だ」
「君の香りが苦しくて息ができない」「君といると僕は自制心を失う」などなど。
これは案外、韓流ドラマファンのおば様方に見せたら大ヒットするんじゃないかな~?
こんな時代でも、なんだかんだプラトニックラブって皆好きなんだね~と思いながら鑑賞。
シリアス一辺倒のラブストーリーじゃなくて、ツッコミどころも満載だし(ヴァンパイアが野球するとか、料理しているとか、おしろい塗りすぎだろう~?とか)、笑えるところも多々あり。
またエドワードに会いたいわ~。2回目も観に行ってしまうかも。3部作らしいので、続編にも期待。DVD買いたいけど、あの白塗りをテレビの画面で見ると興ざめしちゃうか不安です。
マドンナの元夫、ガイ・リッチー最新作。「ロック・ストック~」もピンと来なかった私には、コロコロと転がっていくお話に付いていくだけで精一杯だったような。「ジェラルド・バトラー主演で舞台がロンドン」というのは、大いに魅力的ですが。

ロシア・マフィアの台頭など、新しい波が押し寄せつつあるロンドン裏社会の実情を背景に、活況を呈する不動産ビジネスで一儲けをと企む有象無象が入り乱れて繰り広げるクライムアクション。テンポが良すぎて話を追っかけるのが大変~。色んな人が出てきて、色んな場所で色んなことをしたり、場面が「シュッ!」っと変わりすぎる(これがスタイリッシュってことなのでしょうか?)ので、疲れちゃいました。ふう~、歳なのかな~。
あ、ひとつ収穫は「ワールド・オブ・ライズ」でメチャクチャカッコいいシリアの裏番人ハニを演じていた、マーク・ストロングにお目見えできたこと!「あれ~、この顔どっかで見たぞ~」と思っていたのですが、彼がハニであることに気づいた時は衝撃(大袈裟だけど)が走りましたね!まだ「ワールド・オブ・ライズ」観ていない方は是非!って違う映画のレビューになってしまいましたが。
ガイ・リッチーも「一刻千金を狙うチンピラたちが繰り広げる珍騒動」というテーマから外れないと、マンネリ化してしまうと思うけどね。ここはダニー・ボイルに習って、ロケ地を思いっきり特殊な海外に移してしまうとかどうなんでしょ?日本で撮るとかね。案外ありだと思うけどな~。

ロシア・マフィアの台頭など、新しい波が押し寄せつつあるロンドン裏社会の実情を背景に、活況を呈する不動産ビジネスで一儲けをと企む有象無象が入り乱れて繰り広げるクライムアクション。テンポが良すぎて話を追っかけるのが大変~。色んな人が出てきて、色んな場所で色んなことをしたり、場面が「シュッ!」っと変わりすぎる(これがスタイリッシュってことなのでしょうか?)ので、疲れちゃいました。ふう~、歳なのかな~。
あ、ひとつ収穫は「ワールド・オブ・ライズ」でメチャクチャカッコいいシリアの裏番人ハニを演じていた、マーク・ストロングにお目見えできたこと!「あれ~、この顔どっかで見たぞ~」と思っていたのですが、彼がハニであることに気づいた時は衝撃(大袈裟だけど)が走りましたね!まだ「ワールド・オブ・ライズ」観ていない方は是非!って違う映画のレビューになってしまいましたが。
ガイ・リッチーも「一刻千金を狙うチンピラたちが繰り広げる珍騒動」というテーマから外れないと、マンネリ化してしまうと思うけどね。ここはダニー・ボイルに習って、ロケ地を思いっきり特殊な海外に移してしまうとかどうなんでしょ?日本で撮るとかね。案外ありだと思うけどな~。
映画サイトのレビューでは絶賛されていながらも、全くこの映画の宣伝というものを見ませんね(汗)。都内はシャンテだけの上映にも関らず、劇場は1/3も埋まっていたかどうか???

ダコタ・ファニングという芸達者な少女に興味はなかったのですが、あまりに観た人の評価が高いので気になっていた作品。
舞台は差別が色濃く残る60年代のアメリカ南部。幼少期に誤って母親を撃ち殺してしまい、ずっと胸に痛みを抱えたまま育った14歳の白人少女リリィが、ひょんなことからめぐり会った養蜂家の黒人三姉妹との交流を通じて、成長していくひと夏の物語です。
驚くべきは、製作費が非常に限られていることを監督が説明し、俳優陣がノーギャラでの出演を快諾したという事実。ダコタ始め、アカデミー女優のジェニファー・ハドソン、ポール・ベタニー(「ダ・ヴィンチ・コード」で、色素が薄い聖書者を演じていた彼)、アリシア・キーズなど、蒼々たる面々が出演しています。
レビューが良かったので期待しすぎていたせいか、そこまで感動するっていう感じではありませんでしたね・・・。ああ、心が病んでしまっているのでしょうか?私。子供の頃の純粋な気持を忘れてしまったのかしら?
黒人3姉妹の長女オーガストの、誰でもを包み込むような温かさ・母性には惹かれました。私もああいう女性になりたいです・・・って、彼女を演じた女優さん、私と歳変わらないんですけど!30代の若さであの貫禄は一体???
ダコタちゃんは麻薬にも溺れることなく、今のところ順調に成長してますね。第二のナタリー・ポートマンとなれるのか?まだ14歳、期待しましょう~。

ダコタ・ファニングという芸達者な少女に興味はなかったのですが、あまりに観た人の評価が高いので気になっていた作品。
舞台は差別が色濃く残る60年代のアメリカ南部。幼少期に誤って母親を撃ち殺してしまい、ずっと胸に痛みを抱えたまま育った14歳の白人少女リリィが、ひょんなことからめぐり会った養蜂家の黒人三姉妹との交流を通じて、成長していくひと夏の物語です。
驚くべきは、製作費が非常に限られていることを監督が説明し、俳優陣がノーギャラでの出演を快諾したという事実。ダコタ始め、アカデミー女優のジェニファー・ハドソン、ポール・ベタニー(「ダ・ヴィンチ・コード」で、色素が薄い聖書者を演じていた彼)、アリシア・キーズなど、蒼々たる面々が出演しています。
レビューが良かったので期待しすぎていたせいか、そこまで感動するっていう感じではありませんでしたね・・・。ああ、心が病んでしまっているのでしょうか?私。子供の頃の純粋な気持を忘れてしまったのかしら?
黒人3姉妹の長女オーガストの、誰でもを包み込むような温かさ・母性には惹かれました。私もああいう女性になりたいです・・・って、彼女を演じた女優さん、私と歳変わらないんですけど!30代の若さであの貫禄は一体???
ダコタちゃんは麻薬にも溺れることなく、今のところ順調に成長してますね。第二のナタリー・ポートマンとなれるのか?まだ14歳、期待しましょう~。
金曜日はレディースデーで900円になるシネスイッチ銀座にて鑑賞。多感な高校時代に銃乱射事件に遭遇し、犯人に自分の命か親友の命か?という過酷な選択を迫られたヒロインの、その後の人生を見つめる衝撃のヒューマン・ミステリー。

「自分がこういう状況に遭遇したら、どういう選択をするのだろう?」と、ずっと考えながら観ていました。物語は高校時代、そして大人になって幸せな生活をしているダイアナの姿を交互に映し出しながら進んでいきます。ユマ・サーマン演じる大人版ダイアナが、高校時代にどういう選択をしたのか、そしてその選択が彼女の人生にどのような影響を及ぼしているのか?色々と予想を巡らしていたのですが、最後の最後まで私は騙されていました。
ラストシーン、「ああ、こういうことだったのか!」と膝を打つと同時に、ダイアナが下した選択を喜ばしく思いました。結果的にそれが悲劇だったとしても、人間としての尊厳を守ることができたんですから。
それにしても良く出来たお話です。最後の最後まで、観客を飽きずに惹きつけるストーリー展開。もう一回観れば、張り巡らされた伏線に気づけるのかも知れないな~。
高校時代のダイアナを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドの美しさには、目を奪われました。鑑賞後の気分は決して良くないのだけど、忘れ得ない映画になりそうです。

「自分がこういう状況に遭遇したら、どういう選択をするのだろう?」と、ずっと考えながら観ていました。物語は高校時代、そして大人になって幸せな生活をしているダイアナの姿を交互に映し出しながら進んでいきます。ユマ・サーマン演じる大人版ダイアナが、高校時代にどういう選択をしたのか、そしてその選択が彼女の人生にどのような影響を及ぼしているのか?色々と予想を巡らしていたのですが、最後の最後まで私は騙されていました。
ラストシーン、「ああ、こういうことだったのか!」と膝を打つと同時に、ダイアナが下した選択を喜ばしく思いました。結果的にそれが悲劇だったとしても、人間としての尊厳を守ることができたんですから。
それにしても良く出来たお話です。最後の最後まで、観客を飽きずに惹きつけるストーリー展開。もう一回観れば、張り巡らされた伏線に気づけるのかも知れないな~。
高校時代のダイアナを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドの美しさには、目を奪われました。鑑賞後の気分は決して良くないのだけど、忘れ得ない映画になりそうです。